東日本大震災の教訓を学びに岩手県大船渡市を視察

東日本大震災の教訓を学びに岩手県大船渡市を視察。
大船渡市と板橋区は、東日本大震災における支援活動を通じて培われた友好関係を尊重し、相互の信頼と尊敬に基づき、文化や産業などの交流を通じて両都市の発展に資することを目的に連携協力協定を締結しています。
視察では東日本大震災時の避難所としての状況をそのまま残し、当時の臨場感を感じながら、過去の津波被害の記憶や教訓の伝承、洪水や土砂災害等の大規模自然災害に対する備えなどについて学ぶことができる「防災学習館」を訪問。
ガイドの方によると、地盤のかさ上げや高い防潮堤の建設といったハード面の整備が、かえって住民に「これで大丈夫」という油断を生む危険性があるとのこと。
実際に「2階に逃げるから大丈夫」と自宅に留まった人々が津波の犠牲になった事例があり、常に防災意識を高く持つ重要性を強調され「災害は常に想定の上をいくもの」と認識すべきとのことでした。
また、防災行政無線は聞こえにくい地域があるため、震災後は大船渡市の各戸に防災行政無線の戸別受信機を配布しているとのことです。
特に学んだことは、次の点を板橋区の防災施策に活かしていきます。

①災害は想定の上をいくものと考え、防潮堤(板橋区では荒川の堤防)などのハード面に頼りきらず、常に防災意識を高く持ち、油断しないための具体的な避難行動計画を家族や地域で話し合うことが重要。

②防災行政無線は聞こえにくい場合があり、板橋区でも希望する世帯、高齢者世帯、避難行動要支援者世帯、土砂災害警戒区域や浸水地域にお住まいの世帯などに防災行政無線の戸別受信機を配布することが必要。

③震災では倒壊した家屋などのがれきで道路が埋まり、緊急車両や物資輸送者の走行が困難になるため、道路を確保する「道路啓開(けいかい)」を行うことが重要。

ご対応くださった全ての方々に御礼申し上げます。
ありがとうございました。