「食育の観点から、給食の試食や栄養士などからの意見聴取を通じて現状を把握し、これを政策提言に繋げ、学校給食をより適したものにする。」ことを目的とした区立小学校の給食調査7校目。
現在、目的に照らして「栄養士が活躍できる土壌をつくる(仮)」方向性での政策提言を検討中です。
今回は高島第5小学校。全校児童数は137名。
高島第5小学校には、東京都の配置基準で区に5名しかいない「栄養教諭」という、管理栄養士や栄養士の資格と教員免許を併せ持ち、「食に関する指導」と「学校給食の管理」を一体的に行うスペシャリストがいます。
本日は、区の給食担当の方同席のもと、校長先生と栄養教諭の先生からヒアリングを行いました。
※板橋区に栄養教諭が5名いる一方、他区では1名しかいないところもあり、板橋区は栄養教諭が比較的多いそう。
本日の給食メニューは次のとおりで、とてもおいしかったです😊(給食費374円支払い済)
・ごはん
・鯵(あじ)のごまみそ焼き
・野菜の甘酢あえ
・春雨入り豆腐汁
今回のヒアリングで私が特に感じたことを先に述べると、
・都が雇用する栄養士と異なり、区が雇用する栄養士には食育が業務範囲にないため、区が雇用する栄養士の中には、自主的に食育に注力する栄養士とそうでない栄養士がおり、学校によって食育に濃淡がある状況。そのため、さやむき指導などから始めるなど、区が雇用する栄養士の業務に段階的に食育を加えていくべき。
※区立小中学校には一名ずつ栄養士が配置されていますが、都が雇用する栄養士と区が雇用する栄養士が半数ずつ配置されている状況。
内容を続けます。
・区立小学校では、戦後の物資不足や効率化、労働負荷軽減の背景から、ご飯茶碗ではなく、皿にご飯をよそっており「ご飯左、汁右、おかず中央」という和食配膳がなされていない状況。そのため、高島第5小学校では、独自にお椀を導入し、和食配膳を行っている。
和食配膳は区内全校に徹底すべきと思う一方、調理室の衛生基準区割りによる内寸減少や乾燥・消毒保管庫の容量不足、建築基準の制約があり、区内全校への一斉展開は難しいとのこと。
※慶応義塾中等部などの入試で、正しい和食配膳を選ばせる問題が出ているそうで、それくらい正しい和食配膳を知らない児童が増えているということか。
・栄養素のキャラクターを作り、ストーリー仕立ての教材を使って栄養に興味を持たせたり、味噌汁の「出汁(だし)の有無」の飲み比べ体験などを通じたりして日本の伝統的な食文化に興味をもつきっかけを作ったりしている。
お忙しい中、ご対応くださった皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました🙇